車の下取り価格はどのように変化するのか
新車で購入した車を売って乗り換える場合、一般的に1年後30%下落する。2年目以降は毎年10%下落していくので、3年目の車検を契機に新車に乗り換えると、価格は50%下落しているので下取り価格は半値になっている。
7年後以降はおおよそ新車価格の10%程度で推移している。乗用車の車検は何年乗っていても2年ごとなので、20年乗り続けると仮定して、1000万円の車を購入して20年で1000万円の車を購入すれば、下取り価格は0円で1年間の減価償却費は年間50万円。
10年乗り続けて下取りに出せば、5%の5万円として995万円を償却することになるので、1年で99.5万円。3年で買い替えるとなると、下取り価格は半額の500万円で、年間の償却費は167万円。5年だと、下取り価格は300万円で年間償却費は140万円。
ディーラーの方が3年や5年ごとに乗り換えるとお得ですよというのは噓になる。車は長く乗れば乗るほど安い維持費で済むという単純計算。もちろん、長く乗れば部品の交換や修理も必要だし、塗装もボロボロになるので塗装も必要になる。
10年後、外装をやり直し全塗装すれば約35万円ほどだが、愛車としてまだ10年乗り続けるならそれもありだろう。新車ではないカラー塗装できるので下取り価格にプレミアがつき、欲しいという方がいるかもしれない。そうなると、意外な高額で下取りしてくれる。


