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お買い物 トホホ物語

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貧乏な時は、とにかく安いモノを探していた。包丁は、安いモノを購入すると切れないばかりか、かぼちゃのような固いモノを切ると包丁が曲がってしまった。海外旅行に5徳ナイフを買って使ったが、スプーンやフォークが曲がってしまったし、もちろん、ナイフは切れなかった。

 

一足100円という超安い靴下を買ったが、履いているうちに伸びてきてダブダブになり一回で終わってしまった。Tシャツも1枚500円というのを買ったが、これも一回洗濯機にかけるとノビノビになり、縫い目がほつれてきた。1枚980円のYシャツはスケスケで肌が丸見えだった。

 

1足500円のスニーカーを買ったらゴム底が取れてきてワニのお口のように歩くたびにパクパクしていた。安い家電商品は買ってすぐに壊れることがよくあった。電球はすぐに切れたし、髭剃り器は肌が切れた。安い電気ドリルは、少し太い木になると穴を開けることができなかった。

 

安い果物は酸っぱかったり腐りかけていたりしていたし、安い干物を買って食べると食中毒を起こしたこともある。だからといって、高い果物を買ってもなかなか売れなかったようで、これも腐りかけていることがあったし、高いお魚を買っても旬でなければおいしくない。

 

安い中古車を買えたと喜んでいたら、すぐに壊れて修理代が高くつき、そこそこの値段の中古車を買った方がましだったということもある。2万円台の安いエアコンはまったく使い物にならなかった。安い傘を買ったらチョッとした強風で骨が折れ曲がり使い物にならなくなるし、高い傘を買えば忘れてくる始末。

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