家庭料理の基本 №20 きんぴらごぼう
ごぼうは、食物繊維を豊富に含んでおり、腸内環境を整え、便秘を解消し、動脈硬化を予防し、糖尿病を予防し、老化を防ぐ効果があります。しかも、買い置きができて味がしっかりしており、いろいろな料理に使えば美味しくなります。ごぼうの調理の代表的なものがきんぴらごぼうです。
きんぴらごぼうは、ごぼう、ニンジン、ごまだけでもできます。ごぼうとニンジンは千切り(または、鉛筆を削るようにしてもよい=ささがき)にして同じ大きさに揃えます。千切り用のスライサーがあるので、これを利用するととても便利です。万能スライサーをひとつ買っておくと大根の千切りやおろし大根など、いろいろな場面で使えます。
ごぼうの皮は、包丁の刃先でしごいてむきますが完ぺきにとる必要はありません。土がついていればたわしでこすればとれますし、皮もかなりむけていきます。皮も美味しく頂けるので適当で充分です。変色しないように水(または、酢を少し入れた酢水)にさらすのですが色が変わっても炒めるの気にしないでください。
千切りにしたごぼうとニンジンは水にさらしてあくを取ります。水切りした野菜を、ごま油をひいたフライパンに入れて炒めます。醤油、砂糖、みりん を1対1対1の割合で合わせておき、少しずつフライパンに入れて味見をしてちょうどよいと思うところで止め、更に炒めます。
甘い味が好みなら砂糖を足しますし、醤油味が好きな方は醤油を足しますし、柑橘の搾り汁やゆずや酢だちの皮をからめても美味しいです。糸こんにゃく、ピーマン、などもいっしょに炒めても美味しくなります。最後は、七味唐辛子(または鷹の爪)を振りかけて炒りごまを振りかければ出来上がりです。