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築40年以上の不動産は耐震基準を満たしていない

1982年から耐震基準を見直しているが、それまでは震度5以上の地震には対応していない。築40年以上の物件は安いが、地震に弱いのでリフォームするときは耐震強度を高める必要があり高額になる。また、大規模修繕が必要なこともあり、安いからといって安易に購入するのは避けた方が良い。

 

リフォームは安く済ませても、そこだけリフォームすれば他のところもリフォームしたくなり、建て替えた方が安くつくこともざらにある。日本家屋は高温多湿で腐っていたりさび付いていたりして、築年数が40年以上になると想像以上に大規模修繕が必要になることを覚悟しなければならない。

 

床や壁、天上を張り替え、外装を塗装し、キレイに見えるようにしても耐震強度はまったく変わっていない。素人なら、壁を取り払って大きな部屋にしているが、それだと余計に耐震強度は落ちてしまう。耐震強度を高めようとすれば、内外装を剥がして補強材を入れなければならないがそうした工事をすれば高額になる。

 

また、10年後、20年後、購入を検討している街がなくなる恐れもある。バスや電車がなくなり交通の便が悪くなる。人口減少で近隣道路や上下水道の補修が行われなくなる。近くのスーパーや郵便局がなくなるなどのリスクも考慮する必要がある。不動産は、購入してから長く住み続けるので検討しすぎることはない。

 

 

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