災害を考慮しなければ、住み続けるなら持ち家になるでしょうし、移動のある方や都会に住んでいれば賃貸になってしまうのではないでしょうか。僕は田舎に住んでいるので持ち家です。都会よりはるかに土地が安いのと田舎ではアパートしかないからです。

 

地球温暖化による自然災害の脅威にさらされている今なら、持ち家にするのはかなりリスクのあるお買い物になりそうです。災害による被害は持ち家の場合、100％自己負担で修理しなければなりませんが、賃貸なら引っ越すだけで済みます。

 

外装は10年ごとに塗り替えますし、配管類は15年ごとにやり替えています。水回りのお風呂やキッチンは25年でリニューアルしました。維持費はかなりの額です。車と同じでメンテナンスを怠ると雨漏りや錆が広がり朽ちて強度不足になったりします。

 

賃貸であれば古くなった設備に困ったとき、新築の賃貸に引っ越すだけでメンテナンス費用は発生しません。持ち家は財産だと思い込んでいる方がいますが、ローンを組んで返済している場合、所有者は債権を持っている金融機関です。

 

返済が滞れば即退去を命じられるのに、持ち家だとは言い切れません。しかも、売却するときローン残債以下で売れると、借金だけが残るという踏んだり蹴ったりの状態が住宅ローン。地方では、不動産の下落はあっても値上がりは期待できません。

 

また、持ち家にすれば地区の自治会に入っていろいろな役をすることになります。自治会費も発生しますし、田舎では祭りや自治総会や地区の会合、ゴミ当番、地区の清掃などいろいろお付き合いもありますが、賃貸の方は参加しなくても大丈夫です。