このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

賃貸でも所有でもお金はかかる

僕は田舎暮らしなので自己所有の戸建てに住んでいる。購入して30年以上経ち、その間に何度か修繕を繰り返してきた。その総額は戸建ての購入費と同じぐらい。外壁の塗り替えは5年に一度はやってくる。下水管などの取り換えは10年ごとに、トイレやシステムキッチンは20年で取り換えになる。リフォームすれば耐震基準が変わっているので強化しなければならず、これにも多額の費用が掛かる。

 

マンションを購入すれば修繕積立金で大まかな出費は抑えられるが、戸建ては修繕するたびに工事費用は一度にやってくる。請求書を見てビックリすることは幾度もあった。これなら賃貸のほうがましだと思うこともある。都会では中古住宅の売買は活発だが、田舎だとなかなか売れない。値下げしても売れない空き家がわんさかある。僕の家も驚くほどの安値でなければ売れない。

 

賃貸か自己所有かでは、販売価格と家賃で比較されているが、自己所有にかかる維持費は考慮されていない。毎月15万円の家賃を30年間払い続けると15×12×30=5400万円、5400万円のマンションや戸建てを購入すれば、ここに維持管理費や修繕費が掛かることを考慮するべきだろうが、ほとんどの場合それは考慮なく、自己所有の方が有利だと書いていることがほとんど。

 

 

« »