借金すれば返済が待っている。不動産の購入では長期ローンを組むのが一般的で、７０歳を過ぎても返済が残っている人もいる。2014年に入って高齢者の方が定年後、収入が激減して住宅ローン返済ができないという相談件数は昨年比で130％増になっています。

 

40代の頃に不動産を購入した人も２０年後は60歳を越えて定年を迎えています。住宅ローンの返済に行き詰まり、任意売却や競売で処分すると残債が残ったり、底値で叩かれたりします。購入するときは、返済に困れば売ると高く売れますよと言われていたにも関わらず。

 

少子高齢化の日本では、不動産の下落を食い止めることができる地域は駅近や首都圏の人気エリアなど限られています。郊外や田舎では、土地の下落は避けられません。バブルの頃から土地の値段は３分の一程度まで僕の住んでいる地区は下落してしまいました。

 

年金収入だけが頼りになっているのに不動産ローン返済があるという事態は避けたいもの。不動産を購入するなら定年までに返済できる期間にして購入しておくべきなのだろう。もっとも、銀行や不動産の販売会社の方は、親子ローンなどもあるからと販売する。