新聞を売っている店がなくなっている
昔は、エキナカに必ず新聞を販売しているお店があり、サラリーマンは新聞と牛乳を購入して電車内で購読していたものだ。2000年には約5370万部だった全国の新聞発行部数が、2023年には約2859万部にまで半減している。
今や電車内で新聞を購読している人を見かけなくなり、代わりにスマートフォンをほとんどの乗客が見ている。若い方は新聞を購読しなくなり、ニュースはスマホで見るようになった。それに伴い、新聞の売店は姿を消しつつある。
一般的な新聞の購読料は朝刊のみでひと月3800円、夕刊も含めると4800円といったところ。スマホなら必要なニュースはタダで得ることができる。しかも、新聞はかさばるし、捨てることも一苦労。かさばらないし、捨てることも必要ないネットが主流になるわけだ。
平均して毎年100万部減少しているので、20年後には新聞はなくなっているかもしれない。僕は少年時代、新聞配達をしていた。毎朝、5時に起きて5時半には新聞の取次店に行って100件ほど2時間程度で配達する。今では、そうした少年を見かけることもない。