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天体観測

 

古代では、夜になると焚火で野獣から身を守り暮らしていた。夜空を見上げて月や星々を見るぐらいしか娯楽はない。毎日、夜空を見上げているとすぐに月の形の規則性を見つける。月は、29.5日で同じ月の形になる。

 

これを3回繰り返せば、季節が変わることに気が付く。12回繰り返せば同じ季節がやってくる。季節がわかれば動物の移動、雨季と乾季、洪水の季節、干ばつの時期など多くのことが予見できるようになる。

 

これは便利なことが分かったと喜んで皆に告げる。皆も喜んで種まきや収穫時期を教えてもらうようになる。あいつは賢いから貢物を上げようということになり、多くの物が持ち込まれる。そのうち、神官として崇められるようになる。

 

ただし、12回だと354日になり11日ずれる。8年もすれば90日近いずれとなり、季節がひとつづれるので、修正しなければならない。さて、あせってどうしようと思った時に考えたのが、太陽の観察をもとにした考え。

 

これだけ人類に貢献するなら月や太陽の天体観測用に神殿を作ろう。多くの神殿は特別な日に太陽の明かりが神殿の奥まで到達するように設計されている。棒と縄があれば直角や二等分線、真円、距離なども正確に測ることができる。

 

台数幾何学などは地面に棒と縄さえあれば楽しめる遊びとして発達してきた。測量に活かされ、都市計画も土木工事にも建築にも活かされていく。ルート2などという概念も古代から持ち合わせていた。

 

 

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