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価値観は時代によって変わる

 

戦後間もなく昭和の時代、怖いのは地震、雷、火事、親父の4つだと言われていた。軍事教練を受けてきた親父は子供に対しても軍隊式。げんこつによって子供や妻を従順させる暴力が当たり前だった。学校でも先生は、言うことをきかない生徒には容赦なく暴力を振るっていた。今の時代、そんなことをすればパワーハラスメントだと訴えられる。

 

僕は小学校の頃、そろばん塾に通っていたが学習塾などなかった。読み、書き、そろばん が仕事をするには大切な時代だった。郵便局、新聞配達、建材屋の倉庫整理などアルバイトも小学校からやっていた。学校から帰ると家の手伝いは子供の仕事だった。お買い物、たらいに洗濯板での洗濯、新聞紙を水に浸してバラまいてのほうきでの掃除…。

 

女性は男性の仕事の補佐でしかなく、大切な仕事は任されず出世することはない。中学、高校を出て就職し、2~3年で結婚するのが当たり前の時代だった。結婚すれば、寿退職で仕事を続けることはタブーだった。先輩や上司、取引業者のセクハラも日常で、おっぱいやお尻をさわるのが挨拶代わりの時代だった。

 

今では考えられないことだが、老人はそうした時代の価値観を今でも持っている。デジタル時代に逆らうかのように頑固でアナログにこだわる。「三歩下がって師の影を踏まず」などと教えられている。年上は敬うものだと教えられているので、年配者は若い人に何かと言いがかりのような指導が入る。

 

「老いては子に従え」ではなく、老いて益々盛んに若者いじりを楽しみにしている。そんな年寄りもいる。僕は、昭和の価値観には逆らって生きてきたので、今の時代の価値観の方が暮らしやすい。これからも価値観はドンドン変わっていく。AIが導入されるようになり、僕たちの普通が普通ではなくなる日も近い。

 

 

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