学業成績の良い者がどうして社会では成功できないの?
学校で成績を判断する基準はテスト。テストには正解があり、正解を導くことができる才能を持っているものが優秀と判断されるのが学校。暗記力のある者が高得点を得て成績優秀と評価される。一流大学に進学し、そこでも理解力や暗記力を活かして好成績を収め、先生から素直で良い子だと就職先まで推薦してくれる。
入社してからは上司の指示に素直に従い、ノルマをこなしていくがバブル崩壊した会社の業績は良くなく、頑張っているのに出世はしない。業績不振となった企業は早期退職を募り、無理やり退職させられる。何が間違っていたのか?指示通りに働いてきた者には理解できない。頑張って勉強し、頑張って働いたのに学校とは違う評価?
社会に出ると一流大学という肩書もなく、名門家族という家柄もなく、お金持ちの家庭に生まれたわけでもない者が起業して成功している例は世界中にある。これといった自慢するものがない者にとって一流企業に就職しても出世する見込みはない。それなら、自分で会社を立ち上げて自分で仕事を創造するしかない。
正解のない、指示などない社会で成功するには、リスクを背負い自分で仕事を創造するしかない。間違いなのか、修正できるものなのか、このまま突き進めばよいものなのか、まったくわからないのが社会で、誰も正解など知らない。未来を想像して、未来を創造すること、そのための努力は非難中傷されることが多いが、それでも前向きにやり続ける人が成功している。


