鍛えればイイってもんじゃない
運動すれば、身体は必要な分だけ筋肉が付き鍛えられる。鍛えようとして運動しているときは過度の負担が身体にかかり苦痛でしかない。しかし、苦痛に耐えていると、いつの間にか筋肉が付き苦痛が苦痛でなくなっていく。
心も同じように、苛めや無視などのストレスで苦痛を感じるが、それに慣れて心が鍛えられる。ただし、身体も心も限界があり、それを超えてしまうとケガをしたり鬱になったりして壊れてしまう。自分の限界を超えてする必要はない。
運動しすぎて腰痛になったり骨が曲がったりするように、心も我慢すればよいってものではなく、限界になるまえにストップをかけることが必要。限界には個人差があるので、自分で申告してストップをしなければならない。
若い人が上司から指示を受けて仕事をし、何とかそれに応えようと努力している姿は尊いが、それが過度の負担になり身体や心を壊しては元も子もない。時として上司に、訴えたり反抗したりして自分を守ることが大切。
昔、とても仕事のできるスタッフがいて、休みなく働いているので、「仕事より自分の健康を優先して仕事をすればよく、業績を気にせずしっかり休んで欲しい。」と言ったことがある。身体や心の健康は最優先すること。