人生はプラス、マイナス、ゼロでちょうどよい
人のために良かれと思い行動しても、裏目に出ることはよくある。遅く帰ってくる主人のために一生懸命に手料理を用意しても「疲れているから寝る」と、そっけなく言われたり、朝起こしてと頼まれたのに、起こすと怒鳴りつけられたり、仕事の手配を済ませても実行されなかったり、挨拶しても無視されたり・・・。
人のために良かれと思ってやれば、その評価は受け手の気分次第でコロコロ変わる。感謝されることもあれば怒鳴られることすらある。何もしないでジッとして、自分の殻に閉じこもり、他人とのかかわり合いをできるだけ避けるように生きることを選択したいと思う気持ちにもなる。
波と同じように、小さな波なら上下の振幅は小さくなり、大きな波なら上下の振幅は大きくなる。何かに挑戦すれば、大きな波を起こそうとしているのと同じこと。感謝されることもあればその反対のこともある。最初から、そう考えておけばハートが傷つくことを和らげることができる。
人生は80年ほどしかない。感謝されても憎まれても、殻に閉じこもっていても同じ人生なら、大きな波をみずから起こしてみればよい。満面の笑顔を浮かべることもあれば、悔し涙に身を沈めることもある。大きな波を起こしていれば、波の底は深くなるが、そこから波頭に駆け上がる。さても、面白きかな人生よと思うようにしている。