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たくさん言いたくても、ひとつに絞る  

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お母さんがお子様に、「さっさとお片付けしなさい。それから、お洋服は脱ぎ捨てない。それに食べ残しはしてはダメだっていつも言っているでしょ!」などと、言えばお子様は聞きわけよくお母様の言いつけを守るとは思えない。むしろ、反感を覚えるのではないだろうか?

 

お子様が理解しやすいようにするには、的を一つに絞り褒めてから指示を出す方が良い。「お友達と遊びたいのに我慢して、いつも、まっすぐ家に帰ってきてくれてありがとう。お家にあがったら、カバンを投げ捨てるのではなくて、キチンと宿題ができるように出すものはカバンから出してから机の横に掛けてくださいね。」

 

あれができていない、これもできていない、あれも教えてやらねば、これも教えてやらねばなどとたくさん言えば、相手はひとつとして理解できずに終わってしまう。混乱するだけならいいが、いつも、そうした言い方をしていると聞く耳を持たなくなってしまう。うるさい奴だと思われたら元も子もなくなる(元金も利息もなくなるという意味)。

 

仕事の話でも、研修するときでも、相手に理解してもらい、やってみようと思っていただくには沢山ある課題から、もっとも必要とする課題ひとつに的を絞って話すようにすれば、いつまでも話の内容を覚えていてくださる。相手が理解してやってみようと心から思っていただくには明確単純がよい。

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