性格がモノを云う
僕は幼い頃、母親から家は貧乏だからお前には何の財産も残してやれないが、出世する方法を教えてあげると言われた。頼みたい人が最後の決め手にするのが、頼みごとをしてくる人柄だから、自分の性格を磨きなさい。素晴らしい計画、知識や見識、人脈、学歴や門閥よりも当人の人柄こそ最後にモノを云う。
愚痴を言わず、非難せず、マイナスの言葉を吐かない、いつも笑顔で平気な態度でどんな苦労も乗り越えていく。苦労を苦労だと感じさせない人柄こそ、投資の対象になる人だから、チンマイ事にはこだわらず、いつも大きなことを話せる人になりなさい。昔から才能ある人は、器の大きな人についてくるものです。
投資をしてくださる方は、その人が投資に見合う人かどうかを人柄で判断します。多くの人が魅力を感じる人柄こそ、多くの人に支持されて出世する人ですから、返済も滞りなくできると判断できるのです。いつも夢を語り、皆の希望になろうと努力していれば必ずチャンスはやってきます。
器の大きな人物とは抽象的な言葉で、どんなことをすればよいのかは、その時々で違ってくる。自分だけが貧乏くじを引くことを厭わず、たくさん損をしていると感じるときでも、笑顔を絶やさず平然とやりこなす。誰よりも虐められていると感じるほどに成長もしているものだから、しっかり学びなさいと教えてくれた。