浮気されたと感情的に騒ぐと相手もより嫌になり感情的になるか、感情を押し殺して別れたいという思いをつのらせるだけになる。しかし、浮気されたのは、自分にいたらないところがあるからだと反省して優しくすれば、相手も反省してより愛情が深まるか、例え別れても成長できる。

 

上司から仕事のミスを叱られると落ち込みヤル気を失くすが、期待してそうしたのだと思えば気持ちも軽くなる。仕事のミスを失くそうと努力すれば、評価も高まり自分の成長になる。落ち込んで転職しても、仕事のミスはなくならないし、そのたびに叱られて転職していれば誰も相手にしなくなる。

 

相手のためにと思うことをしても、露骨に嫌味な言葉を投げかけられて感情的になり、相手を怒鳴ったり、泣き崩れたりするのではなく、相手とは波長が合わなかっただけだと思うようにして、自分が良かれと思っても通じないことがあると学習できたから良かったと思えば気持ちも軽くなる。

 

感情は、考え方ひとつで変わってくるのに、感情に身を任せている状態では身が持たない。怒りや悲しみを抑える方法を身につけていれば、相手を分析して対応できるようになるし、いろいろ厄介な状況でも平常心を保てるようになる。自分に都合の良い考え方をして、自分を守るようにすればよい。

 

どんなに考えを変えても打ち震えるストレスから我が身を守れないなら、我慢せずとも災難から逃げればよい。恋人との別れ、離婚、退職、転職、移転、どんなに他人様から非難されようともぶざまだと言われても逃げるが勝ち。我が身の健康のため、平常心を保つためなら逃げても良いと僕は思う。