肥満は世界中で深刻な問題となっている
WHO(世界保健機関)のデータによると、世界の飢餓人口は約8億人に対し、肥満人口は21億人もいる。今や、肥満は先進国だけの問題ではなく、発展途上国でも新興国でも深刻になっている。その原因は、食生活の変化、高カロリーで栄養バランスの悪い菓子類とされている。国民の90%以上が肥満のナウル、トンガ、80%以上のサモア、ニウエ、70%以上のアメリカ、パラオ、となっている。
日本は国民の22.6%と4~5人に一人の割合で肥満が蔓延している。日本の男性に限定すると、40代から60代にかけて、全ての世代で肥満の割合は30%を超えている。肥満の方の多くは、野菜や果物、青魚などはほとんど食べない傾向があり、代わりに、肉、コンビーフ、インスタント麺、スナック菓子を食べる傾向が強い。
肥満は、生活習慣病の原因となっており、糖尿病、心臓疾患、関節痛、高血圧症、を引き起こしている。野菜やフルーツ、青魚などを中心とした健康的な食事、散歩などの適度の運動、喫煙の規制、飲酒の抑制、が大切。日本の男性は、肥満を気にしない傾向が強く、不規則な食事、早食い、深酒、寝る前の飲食などが肥満の原因となっている。
偏食すると30代後半から病気がちになり、40代から老化が早くなる。癌などの発病も偏食によって発病しやすくなる。