老いてから子供と距離を置く
和歌山県の田舎暮らしの僕は73歳になり、孫もいるようになり子供達も立派に東京で家庭生活を営んでいる。子供たちが幼かった頃は一緒にひとつ屋根の下で暮らしていたので、会話も弾み笑顔が絶えなかった。
しかし、子供たちがそれぞれ巣立って一人暮らしするようになれば、必要以上に関わることを避けるようにしている。巣立っていく子供たちにエールを送っているが過度の干渉はしない。子供達もそれぞれ新しい生活に慣れる必要がある。
もしも、過干渉になれば子供たちはいつまでも親離れができなくなるか、親の過干渉にうんざりしてしまうからだ。お互いに大人になれば、「どうだ元気にやっているか?」「仕事はうまく行っているのか?」などと聞けば嫌になるだろう。
「便りのないのは良い便り」という。大人になった子供たちは必要な時に彼らの方から声をかけてくれる。それまで、こちから~を買ってあげようか?などと言わないことだ。余計なお世話と跳ね返されるのがオチだ。
大人になった子供たちに必要なことは、大人として付き合ってあげること。他人だと思って尊重して対応することだろう。いつまでも子ども扱いはしない方が良い。むしろ、子供たちの方から年老いた親の心配をしているものだ。


