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BUNちゃん式ダイエット その24 凛として生きる

2014-08-21 23.56.33

凛とした人は、多くの場合苦労人である。初代内閣総理大臣 伊藤博文の奥様 伊藤梅子 彼女は、下関の芸者あがりで17歳の時、伊藤博文と出会っている。読み書きもできない梅子は、書を習い、作法を習い、洋服を着てダンスを習い、英語を猛勉強して、鹿鳴館で不平等条約の改正のために外交接待の主役に躍り出る。

 

無名の貧乏田舎の生まれで、しかも芸者上がりで、有名氏族出身の人からバカにされ続けていただろう。伊藤博文自身も足軽の子どもだったので、バカにされないように妻の梅子は凛として行動する。浮気症の旦那を責めることなく、愛人にプレゼントして労をねぎらった。人は苦労によって磨かれて凛としてくる。

 

バカにされて落ち込むのではなく、蔑まれて悲しむのではなく、卑下されて小さくなるのではなく、高貴な方から無視されても、彼らに絶対負けないという気概を持って生ききる。社会の底辺で生きてきたしぶとさが、その後の人生においてどれほど自信につながるかわからない。卑下されバカにされていることが自分の誇りになってくる。

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