良き経営者は良き社員を育て、良き社員は良きお客様を育てる
これは僕の基本的な考えで、社員を褒められない社長は、良き社員を育てられず業績は下降していく。社員を褒められる社長は、社員がヤル気になり仕事に精を出してくださるので、業績は良くなる。それはお客様の満足を産み出すことができるからだ。
業績が悪くなると、途端に機嫌が悪くなり社員を叱り、暴言を吐き、感情を露わにする。社員は委縮して社長の顔色をうかがうようになり、お客様のことを疎かにしてしまう。それが業績悪化の原因となるが、怖いので社長には良い報告しかしない。
社長には良い報告ばかりするようになり、会社は順調だと社長は勘違いしてしまう。しかし、現場は業績悪化に苦しみ、改革案も怖くて出せず、そのための決裁も仰げず、何も行動を起こせずにいる。すべては、社長の感情的な態度に起因している。
いつも明るく、元気で、笑顔で、気さくな社長には、社員も話しかけやすく悪い情報も入ってくる。早期に会社の業績悪化がわかれば、その対策も立てやすくなる。資金繰りもしやすくなり、金融機関への根回しも早い。早期発見、早期治療は会社でも同じこと。
経営者は、いかなる状況にも狼狽せず、冷静沈着で、にこやかで社員に優しく、これからの方針を与えることが求められる。赤字を埋めるべき対策案はこれだと言葉優しく説明して、できなくてもやってみようと思っていただけるように努力する。
会社にとって社員は利益を生む源泉で、これが枯渇すれば会社は閉鎖するしかない。その社員を大切にできない社長は、みずからの首を絞めることにしかならない。結局、良き経営者は明るく、楽しく、元気よく働ける職場を作れるかどうかである。


