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死んでしまえば記憶からも薄れてしまう

 

お葬式の時、あれほど悲しんでいたのに葬式が終わると落ち着きを取り戻し、1か月もすると仏壇を見ることさえ忘れそうになる。職場ではすでに自分のデスクに代わりの人がいて仕事をこなし、過去の事は忘れていく。

 

多くの人は死んでしまえば人々の記憶から消えていくのに、生きているときは他人の目を気にし、他人の意見を気にして生きている。その他人は、死んでしまった人のことなどすっかり忘れていくのに。

 

時間の流れというものはそんなもので、誰かが死んで記憶から忘れ去られ、生まれてきた人を新たに記憶していく。生きている間は、それぞれがしっかり記憶しているだけの話。それなのに他人の目や意見を気にして暮らしている。

 

大切なことは、他人の目や意見ではなく、自分自身。自分の目や自分の意見。やりたいことをやり、バカにされ蔑まれても自分のやりたいことをやりぬくことだ。どうせ死んでしまえば、人々の記憶から消えていくのだから。

 

それが例え親兄弟であっても、自分の人生でいちばん大切にするべきは自分自身。親兄弟から反対されようがバカと言われようが、やりたいことがあればやりきること。死に際に後悔のない生き様を自分のまぶたにみせることだ。

 

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