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観光客を取り込めない飲食店

僕は観光に行ってもホテルの食事はとらない。できれば、地元で人気のある飲食店で食事がしたいし、地元の方との会話も楽しみたいから。ホテルのフロント係の方や観光バスガイドのお勧めは、営利が目的なだけに、お薦めされるものはパッとしない。観光されている方はガイドブックを頼りに地元の飲食店に行くが、的外れでガッカリということも多々ある。

 

宣伝広告費が出せない地元の飲食店に観光客はやってこない。せっかく、多くの観光客が押し寄せてくるのに、商店街はひっそりしている。地元民だけが利用する飲食店なので、メニューは限られてくる。ジリ貧だと感じている観光地の飲食店主は多いので、彼らが集まって大型バスが数台入る駐車場のあるオシャレなフードセンターを作れば観光客もやってくるし儲かる。

 

1店舗だけだとお客様は限られてくるし、資金も少ないが、多くの飲食店が集まり、会社を設立すれば、資金も集めやすい。地元フードをテーマにした飲食店のテーマパークで、店主は人気があるメニューを開発しなければ店舗を入れ替える強制力を持たせて運営する。料理人は地元にこだわる必要はなく、美味しい調理ができる人を広く全国から募集する。

 

持ち帰りができるメニューや立ち食いのできるメニューも用意して、観光バスでやってくる人にも対応できるようにする。数種類の焼き魚やお惣菜が選べる和食屋、あっさりしたイタリアンやフレンチレストラン、かまど焼きにこだわったベーカリーレストラン、目の肥えた高齢者の観光客が満足する飲食店が集まる飲食店街をモールにして運営すれば、地元にもお金が落ちる。

 

美味しい食材がたくさん採れる旭川や富良野などにこうしたフードコートがあれば、限られた時間で観光している人ばかりでなく、地元の方にも人気が出るだろう。北海道や沖縄などの観光地は、内地資本のホテルが入り、観光客はホテル内で食事を済ますことがほとんど。地元の方に人気のある地元の飲食店で食事をすることはほとんどなく、行きたいと思っても、どこに行けばよいのか戸惑っている。

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