豊かな日本にしてみたい
戦後の高度経済成長期の日本では毎年大幅な昇給が可能だった。何しろ、海外経験豊富な元軍人が多くいたし、上司の指示に従う従順な社員ばかり。企業トップは、欧米の商品の真似をして安くコピー商品を作れば世界中で大量に売れた。
アナログ技術は熟練が求められたが、団体行動に慣れている日本人は残業を厭わず喜んで技術の習得に励んだ。豊かになった日本人は東京の土地代だけでアメリカ全土の土地が買えると豪語し、ロックフェラーセンタービルを購入するほどだった。
奢れるもの久しからず デジタル時代に乗り遅れた日本経済は後退していく。気が付くと、世界トップ企業だった日本の企業はベスト50位にも入らない状態になった。大量生産、大量消費の時代は終わり、デジタルでは個々のニーズに応えられる企業が伸びている。
日本では、政治家、教育者、企業経営者などもアナログ重視で、デジタルツールが使えないためデジタル教育は大幅に遅れた。国家のトップがアナログ偏重なので国民も店舗に行く、窓口相談、電話応対、現金支払い、対面希望のまま。
デジタル化によって労働生産性が向上した世界では、昇給が可能になり日本を追い越していく。AIはインターネットと同じぐらいの革命的なことなのに日本はデジタル教育が遅れて、開発しても使えない人が多くいる。
日本人がデジタルツールをしっかり学習して誰もが使いこなせるようになり、開発がすすめば労働生産性が向上して昇給も可能になる。デジタルスキルを身につける、使うようにすることは国家の発展にもつながると思ってしっかり学習して欲しい。