少子高齢化の近未来 地球温暖化
地球温暖化で海水が温められ水蒸気の発生がこれまで以上に多くなり、夏はこれまでより暑く、冬もこれまでより寒くなった。大雨により洪水や河川の氾濫が頻繁に起こるようになり、大雪で孤立する村落も増えた。
気候変動が激しくなると農作物の不作が頻発するようになり、食料不足が世界中で起こり、食料の奪い合いが起こるようになる。それが戦争にまで発展する地域も出てくる。食料の値段は上昇し、AIで管理されているハウス栽培などが主流になった。
自然災害(山火事、河川の氾濫、スーパー台風など)により、道路の切断、堤防の決壊、橋の崩落、高潮による洪水などインフラの再構築が必要になるが、予算がなく人々が集まる都市部に限定して行うようになっている。
地方では災害に任せるままになりインフラ設備が整わないので人々が住まなくなった。また、海面上昇により海に面した都市では水没して住めないエリアも増えた。人々はさらなる海面上昇に備えてより高い土地に住むようになった。
水没したエリアに住む人たちが所有していた不動産は資産価値がなくあきらめるしかなかった。不動産リスクに直面した人々は、空き家が増加して家賃も安く、高齢者が多いので賃貸に住むようになった。
災害情報、避難所情報、罹災証明書、災害保険の申請、ボランティア支援、応募などはネットで行うようになった。土木作業員が不足しているので土木作業用ロボットが活躍するようになった。仕事をする人はデジタル機器の操作ができる人に限られている。