決断と実行が早い企業だけが生き残る
僕は経営トップとして第一線で教材制作や研修会、教室訪問などを日々こなしている。社長室で数字を見ながら指示を飛ばすのではなく、自分で数字を作っている。これから何をするのか、何をすれば儲かるのか、最前線にいるからこそ当社は儲かっている。
業務の最前線にいない経営者は数字ばかりで判断するので従業員のやる気など現場の空気が読めない。また、管理部門のスタッフで暇な人がいると儲からない仕事を振り分けて経費を増大させても平気でいる。自分が最も儲からない仕事をして経費を無駄に使っている。
最たるものは業者様や他業種の経営者様とのお付き合いに明け暮れて現場業務をかえりみないこと。現場の生産性を高めることなく、飲食に明け暮れて営業だと思い込んでいる。ビジネス書を読んでカタカナや英語などを使って朝礼などで話すようになると業績は落ちている。
僕は儲からないことは一切しない。いつも、教材制作の最前線でどのように講義をすればわかりやすいのか?話し方や映像技術の進歩などに合わせて改良を試みている。まるでF1レースのチームのように改良に次ぐ改良でとても数字ばかり眺めることなどできない。
経営者が本業の現場のトップにいることでするべきことを決めるのが早く、実行までのスピードが速い。本業に従事するスタッフの信頼も厚く、言ったことが的を射ている。そのために日々新しいことに挑戦し勉強し知識を新たにする必要がある。