他人を許すことは自分を活かすこと
罪を憎んで人を憎まず と言われるが、被害者にすれば加害者の罪を憎み加害者を許すことなどなかなかできるものではない。心に受けた傷は癒えることなく生涯、心に深い傷となって残っている。
ただ、こうした被害者の受けた傷が憎しみや悲しみでおおわれているだけだと自分自身をより深く傷つけてしまい自傷行為に及ぶことさえある。自分が生きていくには相手を許せるように少し心を開くこと。
相手がどう思うとも関係なく、自分を活かすために相手を許して、明日から憎しみや悲しみに囚われずに生きていけるようにしなければ、自分を苦しめてばかりになる。それこそ相手の思うつぼではないか。
憎しみや悲しみに包まれて生きていれば自分が苦しくなっていく。マイナスの感情を少しでもやわらげるにはプラスの感情が持てるように思考を変えること。憎しみを乗り越えて自分の人生を豊かに生きねばもったいない。
笑顔が消えた自分が幸せだと言えるだろうか?ありがとうと言えなくなった自分が大好きだと言えるだろうか?嫌なことは忘れられないからこそ、その出来事を受け入れる自分を作らねば明日の笑顔は作れない。