自分の意見を押し通して自分が正しいと相手に納得させることに終始する。相手をやり込めてさあどうだと言わんばかりの態度をとって勝ち誇っても自己満足でしかない。それよりも相手を懐に入れる余裕を持つことも大切。

 

僕は自分が納得しないことでも相手が必死になって訴えているのであれば聞く耳を持つようにしている。ごり押し、無理難題、理不尽、そんなことある？と思っても相手はそれが正しいと思っているなら譲歩する。

 

子供の頃、父親と街のスーパーで売られている卵の値段で口論になった。そのスーパーは同級生のお父さんがやっている。さっきまでそこにいた僕は値段を見ていたので自信があった。父親に間違っていると言い張った。

 

晩御飯は険悪な空気になり、怒った父親はちゃぶ台をひっくり返して出て行った。母親からおまえは自分の正しさを言い張って、食事を失くした大馬鹿だと叱られた。大切なことは父が間違っていても受け入れて食事にありつくことでそれができる奴は大物だと言われた。