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社長に不向きな人

 

社長というのは企業のトップですから、利益を出せる人が向いています。どんなに素敵な人でも赤字を出す人は不向きです。黒字を出し続けて従業員により良い給与を支払い続けられる人は経営者に向いています。そのために、より良い商品を開発し、より営業努力を惜しまず、資金繰りも安定させられる人が向いています。

 

弱音を吐いたり、泣き言を言ったり、愚痴ったり言い訳したり、他人に依存したり、怒りを爆発させていたり、贅沢したり、遊んでばかりいる人などは、従業員が不安を感じるので経営者として不向きです。業績の良い企業になると、羨望の的ですからいろいろな方がやってきて何かしらお願いされます。

 

法人会の講演、セミナーの講師、起業家のための勉強会のゲスト講師、各種法人会のお誘い、政治家のパーティへの参加、行政の相談役、行政の方の依頼など、それをすべて受けていると会社の仕事ができなくなってきます。多くの人から頼られ、本業から離れていきますので、その辺の駆け引きも大切です。

 

また、会社を大きくしたいと焦る方も経営者には向いていません。業績拡大にはそれに伴う資金繰りと人材育成が必要ですが、このふたつを疎かにして業績を悪化させて倒産する方もいます。大きな会社にしたい方は、豪華な自社ビルや社長室など利益を生まない部門へ資金を動かしがちですので、これも要注意です。

 

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