このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

形のよい野菜、大きさが揃っている魚

 

野菜は畑で栽培されると大きさが一定ではないし害虫に食われることもあるし風などの影響を受けて傷がつくこともある。天然魚も同じように住む環境によって大きさが違っているしケガをしていれば傷がついている。

 

市場に出回る野菜や魚は形や大きさや数が揃っているものになり、それ以外は規格外となって市場に出さない。地元で安く売られて消費されていくか廃棄される。産直市場では農家の方や漁師の方が規格外の野菜や魚を安く販売している。

 

130円で売られている規格品のキュウリは規格外となると110円程度で販売される。曲がっているだけで味に違いはない。スリ傷のついたミカンも規格品は高いが、傷ミカンは5分の1程度の値段で売られている。

 

消費者は形のよいもの、大きさが揃っているもの、傷がないものを選んで購入しがちで、その傾向が規格品を生み出した。産直が近くにある人は安い規格外の商品を購入して、そのおいしさと安さを享受している。

 

農薬散布を少なくすれば害虫に食われるが、害虫に食われている野菜を減農薬だから安心だと思っていただける消費者は少なく買ってくださる方は少ない。虫食いがない野菜は、しっかり農薬散布しなければ生産できないことを地元の方は知っている。

 

野菜から毛虫が出てくるとギャッと驚いて食べない方がいるが、僕は反対に、これは安心して食べられる野菜だと思ってしまう。虫も食わないほど農薬散布されている野菜は、汚染されているのでしっかり洗わないと危険だと思ってしまう。

« »