借金の怖さは返済にあり
お金を借りたら当然返さなければならない。1000万円の借金をすれば、20回で返済するとなると1000÷20=50万円/回 毎月50万円返済してくださいと言われると怖くて借りられないが、100回返済であれば、1000÷100=10万円/回 毎月10万円ですからなんとか行けそうです。200回での返済であれば毎月5万円なので簡単にできそうです。
車や住宅といった高額商品を販売するとき、ローンを組んで返済する人がほとんどですが返済回数をできるかぎり多くして、毎月の返済額を小さくしています。毎月の返済額が小さくなると安いお買い物をしたと思いがちですが、長期返済は購入した商品の買い換えや修理、転売時に重くのしかかってきます。
ビジネスローンは長くて5年、3年返済が基本です。3年後の会社はまだ見通せても5年後の会社はどうなっているのかわからないからです。35年ローンなどという長期借り入れもあり、利息も馬鹿になりませんが、35年後の自分が想像できますか?35歳で借り入れても70歳の自分ですから想像がつかない世界です。
仕事を失くしたり病気になったりと、どうなるかわからないのに返済は規則正しく払っていかなければならなりません。今の自分の収入で判断する怖さは、健康で元気に働いているからですが、60歳で定年になったらどうするのか?子供たちが私立に進学すればどうするのか?癌になって入院すればどうするのか?考えていないのがほとんどです。
借金は負債ですから必ず返さなければなりません。返済が滞ると催促されますが、お金がない状態ですのでかなりのストレスです。僕は20代の10年間、返済のために自営になって働いてきたので借金はしないようにしています。即金で支払える範囲でしかお買い物はしない主義です。
返済できない車や不動産は再販すると買い叩かれますからバカ安でしか売れません。損失は大きくなり、買わなければよかったと悔やみかねません。都会暮らしであれば、車はレンタカー、住まいは賃貸がいちばんリスクを避けて暮らせます。親から相続した土地や住居が売れずに困っている人も多いです。