カフェブームでカフェを開きたいと思う人が増えている。人気のカフェに行って「こんなお店が持てたらいいなぁ」と思う。そう思ってカフェを開業したものの1年も経たないうちに赤字やスタッフの退職などによって閉店ということも多い。

 

開業するまでにじっくりと練り上げたプランでなく、ただ思い込みだけで開業して失敗したと後から反省するが時すでに遅しで巨額の返済が待っている。2000万円ほどの借金を無職になって抱えることもある。

 

美味しいと唸らせるメニューの開発、儲かる価格設定、立地の良さ、店舗デザイン、資金計画、スタッフマニュアル、販促計画などじっくりと練り上げなければならないことを中途半端にしてしまっている。

 

調理がまったくできないのにお金があるからとカフェを開業したいという人までいる。そんな人に料理人が付いてくることはないと考えるべき。親の資金を頼りにして甘えてばかりの態度に親よりもそこで働くスタッフが呆れて離れていくこともある。

 

オーナーとしてどれほど勉強し、どれほどの気合があり、どこまでやりきるのか決めてもいない人に経営はできないだろう。浮かれ気分でビジネスを始めると多くの人に迷惑をおかけすることになる。