企業倫理や法令順守が守られない
食材を偽装していた関西では一流ホテルの食事を先日食べた。昔から関西人にとっては超一流老舗だけにショックは隠せない。そういえば、大阪吉兆も、伊勢の赤福餅も・・・三重県のお米の偽装も過去最大とか・・・お客様をだましてまで儲けようとする姿勢に憤慨する方も多いのではないだろうか。
法人会の集まりは多くあり、倫理に関するものや法令順守に関するセミナーなどは毎月のように行われている。参加されている企業経営者の方は、それぞれに見た目の人格者の方が多いが、企業経営に関しては、金儲け優先で疑問を感じる方も多い。
こうした金儲け優先の企業経営者の多くは、従業員には厳しく、早朝から出社させて掃除させたり、推薦図書を読ませたりしている。自身は現場で仕事をしないので、多くの書籍を読み、交友関係は広く、論語や哲学に傾倒し、朝礼では会社に忠義や感謝を強要する話が多い。
そういえば、謝罪会見でも「現場が混乱していた」と現場に行っていない、現場任せ、の姿勢がわかる意見だった。企業トップとしてゴルフやセミナーなど交流も大切だし、金融関係との付き合いもあり現場には行けないので、企業トップの自分は関係ないという姿勢はお客様には通じない。