家庭料理の基本 №16 パスタ
多くの方が大好きなパスタは、鍋に塩をひとつかみ入れて煮ますが、煮詰める時間の1分前に鍋から出すようにします。少し硬めの状態のパスタ麺をアルデンテといいますが、この状態でフライパンに入れてパスタソースとからめるとちょうど良い麺の固さになります。乾燥めんの方が生麺より保存期間が長くて便利ですが、生麺はうどんのような感覚で食べられます。
パスタソースの基本は、オリーブオイルにニンニクを薄切りにして入れてオイルにニンニクの香りをうつしてから、ひき肉を炒めてざく切りしたトマトを入れて、塩、コショウで味付けすれば出来上がりです。トマト缶を買ってこなくてもスーパーで売られているトマトで大丈夫ですし、湯煎して冷水に浸してから皮を取らなくても大丈夫です。
茹でたパスタ麺をザルに入れてオリーブオイルをかけておく必要もありません。ゆで上がったパスタ麺をパスタソースのフライパンに直接入れてください。このとき、茹で汁も少し足してあげればオリーブオイルとからまって美味しくなります。冷蔵に余った野菜があれば切ってフライパンに入れて、いっしょに炒めてパスタソースにしてください。
味噌汁の残りが少なくなったときも、これをパスタソースとして利用できます。あさりの酒蒸しをして、少し塩コショウを足してあさりのパスタソースを作っても、とっても美味しいパスタになります。つまり、パスタも家庭料理ですから、冷蔵庫にあるモノ何でも入れて、ニンニクや生姜を足してパスタソースを作ればよいのです。
ツナ缶が余っているなら、オリーブオイルとおろしにんにくを入れてツナを入れ、余り物の野菜を切って入れて炒めて塩コショウをしてからパスタ麺を入れても美味しいパスタの出来上がりです。天ぷらが余っている、油揚げが残っている、焼き魚が残っている、お肉が余っている、など、何でも挑戦できますから、パスタソースの素を使わないでください。
個人的には、おろしにんにくとおろししょうがのダブルの組み合わせは大好きで、これにオリーブオイルかごま油を足して、野菜や焼き魚の余りなどを入れて炒めてパスタソースにします。塩サバの余りでも塩しゃけの余りでも足せば、とっても美味しいパスタソースになります。バジルなどもミキサーで簡単にバジルソースが作れるので、パスタには驚くほどピッタリします。