食べることは生きること №2 若さを保つ食事
僕は61歳ですが、とても若く見られます。老化は誰にもやってきますが、老化のスピードは人によって違ってきます。身体の機能低下、免疫力低下、生活習慣による病気などに老化は関係しているようです。アンチエイジングで最も効果的なのがサプリメントや化粧品や運動よりも食事です。
食事の中でも新鮮野菜が老化防止に大きく貢献していることがわかってきました。ところが野菜をほとんど食べない方が増えています。外食するとご飯と揚げ物と味噌汁だけで、野菜物はなし。パスタを食べても野菜はほんの少しのサラダだけ。定食といえども野菜は少ない。野菜嫌いの若者も多いし、国産野菜は高い。
野菜・果物・加工されていない穀物などをたくさん摂取するようになると、成人病になりにくくなり、お菓子やインスタント食品など脂肪や白砂糖や塩分の摂取量が増えると成人病にかかりやすくなります。新鮮野菜や新鮮果物には免疫力をアップさせるファイトケミカルが豊富に含まれています。
植物が自らの身を守るために天然成分は1万種類以上あります。それらは従来の栄養ではありませんが、抗酸化作用、免疫力アップ、抗がん作用、血管の老化防止、脳や感覚器の老化防止、骨の老化防止などがあります。こうしたファイトケミカルは植物だけがつくりだすことができます。
人間の身体に良い栄養素は、脂質、たんぱく質、糖質を3大栄養素、これに、ビタミン、ミネラルを加えて5大栄養素と云います。こうした栄養素が身体をつくり、エネルギーを発生するとき、大量の活性酸素が発生します。非栄養素であるファイトケミカルは、これら活性酸素を無毒化し、老化や動脈硬化、発がんを抑制します。
ファイトケミカルは新鮮野菜や新鮮果物にしかないので、たくさん新鮮野菜や新鮮果物を食べる人は老化しにくく、動脈硬化になりにくく、癌を抑制し、成人病になりにくいのです。野菜を加熱して食べると、セルロースで構成されている固い細胞壁が溶けるのでファイトケミカルをより吸収しやすくなります。