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この世に生を受けた人は、皆それぞれに使命がある

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野球は、それぞれ個性の違った選手がチームプレーに徹することで、自分たちよりはるかに個人的な能力が高い選手が集まっているチームにも勝てるスポーツ。日本で最初に、そのことに気が付いたのは読売巨人軍の川上哲治監督。バントしかできなくても、走ることしかできなくても、守ることしかできなくても、打つことしかできなくても、その個性をチームのために発揮すればトップに立てる。ホームランバッターばかり集めても野球は優勝できないスポーツ。

 

企業も同じように、いろいろな才能や個性、人種や考えを持っている人々が集まって一緒に仕事ができる体制を作る方がより儲かるというのが最近の会社組織論。多くの人々の意見を尊重して、自分たちの合意形成を作り実行するには、誰もが、仲間として認め合わなければできない。「あいつは、~ができない」「あいつは、~がなっていない」などと、他人の欠点をあげつらう人にはできない。

 

天才集団ばかりで高収益を狙う経営者もいれば、社員の欠点を指摘して注意することが仕事だと思っている経営者もいるし、僕のようにどんな鈍才でも仲間として受け入れて、いっしょに働いていれば、そんなに儲からなくても笑いながら飯が食えるではないかと言う経営者もいる。企業は赤字になれば倒産するが、儲けるばかりが企業の使命ではない。そこで働く人々やお客様や地域の人々を幸せにすることも大きな使命。

 

僕の会社には、天才もいれば鈍才もいるが、皆がそれぞれ毎日笑顔で仕事をしてくださっている。仕事のできる人はのろい人を馬鹿にするのではなくフォローすることを喜びとしている。能力のある人は、より高い給与を要求するのではなく、皆が一歩ずつ昇給することに満足してくださっている。健康な人は病気の人を励まし、業績が低迷している場所には皆が集まって応援している。

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