わかるとできる物語 第2章 4 インストラクターの収入を増やす
「わかるとできる」パソコン教室で採用された方を、わかるとできるのインストラクターとして研修するコストは3ヶ月間でもひとり100万円前後する。採用コストなどを考慮すると、長く働いてくださる方がよい。そのため、起業した頃はパート採用ばかりだったインストラクターの正社員化といつまでも働ける職場環境を整える必要があった。
授業料安売りの教室では、薄利多売なので儲けは薄く、どうしてもパート採用ばかりになり、パート社員は腰かけ程度の意識しかなく、昇給もない状態で長く働けない。授業料を安くして提供すれば、インストラクター研修をしてスキルが上がれば転職する方が収入は増える。適正な授業料をいただける教室を創る必要があった。
他社のパソコン教室から転校されてくる方々が、当社のインストラクターを褒めてくださるのは、当社はインストラクター研修を行っており、長く働けるように福利厚生面をどこよりも充実させてきたからに他ならない。そのため、高単価、高品質の授業とどこよりも高度に訓練されたインストラクターが必要だった。
高品質で真似のできない商品、お客様を感動させる接客ができる訓練された正社員。この両輪が揃ってこそのビジネスモデル。すべて誰もが納得するBUNちゃん先生と云うカリスマ先生が担当する講義(真似のできない講師が自慢)、教室のインストラクターはしっかり研修を受けたベテラン先生(ライバル他社が真似のできない制度)。
映像授業の講師が入れ替わり、講師陣が自慢ですと云えないパソコン教室は映像授業の講師が講演会をすることもないし教室巡回をすることもない。映像授業の講師に人気がなければ、現場を担当するインストラクターの負担が重くなるが、収入が少なければヤル気を削がれて転職するので、人材の育成ができない悪循環に陥る。