僕の人生は多くの挫折でいっぱいだし、世間の評価は48歳を過ぎるまで最低。同窓会に出ても、同級生から、「お前の人生は終わったと思ったのに、よく何度も這い上がれたな」と感心される始末。親の言うことは聞かず、逆らうことばかりで迷惑のかけ放題。自分で良かれと思ってやったことが裏目に出るなんてことは毎度のこと。

 

それでも、僕は自分の人生が大好きで、とても面白い人生だったと思う。人の何倍も苦労し、失敗し、馬鹿にされ、迷惑をかけたが、それが今の僕の楽しい思い出になっている。世間知らずで、怖いもの知らず、自分の力量を試して力不足を実感して努力してきたが、それこそ人生の面白さではないかと思う。僕は、親の言いつけを守る良い子ちゃんではない。

 

挑戦して挫折するのは慣れっこ。落ち込む前にもう一度挑戦し、乗り越える。いつまでも失敗したことを引きずるのは、その失敗が初体験だからで、幾度も失敗すれば慣れてくる。離婚も、借金も、失恋も、不合格も、あって当たり前のことで、それがあるから人生は面白い。順風満帆な人生などに興味はない。艱難辛苦の方が面白い人生を過ごせるもの。

 

ダイエットだって、仕事だって、調理だって、恋愛だって、受験だって、人間関係だって、常識や良識や世間の評価など気にしないで、自分が思うことをまっすぐにやって、おおいにコケて、ほらこけたと笑い飛ばすぐらいの度胸があれば、人生を謳歌することができる。落ち込んだり、悩んだり、腐ったりはまだまだ失敗数が足りない証拠。