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実るほど頭が下がる稲穂かな

 

ある講演会で講師の方がご自身のビジネスでの成功体験を話された。その後、懇親会となり屋外のテントでバーベキューを楽しむことになっていた。その方はテントを見るなり怒りだし「私を呼んでおきながら、他社のテントを張っているとはどういうことだ!こんなテントで食事をしろというのか!」と怒りだした。

 

講師を呼んだ主催者側は、アウトドアメーカーで成功した方なので、アウトドアで楽しんでいただこうと思ってのこと。いきなりのお怒りに戸惑うばかり。とりあえず、謝罪していたが、成功している方が激昂する姿を見てげんなりして、それまでの和気あいあいとしたムードはなくなってしまった。

 

主催者側は、そこまでお怒りになるなら自社のテントを寄付してくださればよかったのではないか?と思うようになる。かなり儲けているのだから、テントを寄付して、懇親会で自社のテントの自慢をすればよかったのではないかと不満を持つようになる。

 

そのお話を聞いて僕なら、他社のテントを見てどこが自社と違うのか、どこに魅力があるのか、どんな張り方をしているのか、幾つも質問をして自社のテントの商品開発に活かすことを考えて、ニコニコしながら皆さんに感謝して、その場の空気を盛り上げるようにする。

 

ビジネスの世界で成功すると、講演会に呼ばれるようになる。そこでは皆さんが持ち上げてくださる。ついつい偉そうにしても許してくださる。感情的に怒鳴っても反抗することなく謝ってくれる。それがその人を傲慢に育てていく。お金があるからといって傲慢になっている人の没落は早い。

 

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