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会社を潰すのは社長

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僕は、30年以上企業経営してきて多くの社長さんともお付き合いしてきた。成長する社長さん、失敗する社長さん、それぞれに多くの社長を観てきた。失敗する社長さんに共通しているのは、自己勝手で末端社員の意見を聞くことなく、幹部社員の意見を鵜呑みにしていること。

 

「黙れ!下郎」という身分意識が役職名で決められていて、役員にたてつく管理職は許さず、管理職にたてつく末端社員は許さないという上下関係が厳しい会社。社長以下、管理職は末端社員を捨て駒のように扱い、自分たちは特別な人間だと勘違いしている会社は没落していく。

 

こうした意識のある社長さんは、贅沢が好きで色好み。お酒やゴルフなどこよなく愛し、美人秘書や夜のクラブ通いが大好き。当然、車は高級セダン。現場の意見など聞く耳は持たず、コンサルタントや社長仲間の意見をありがたがって会社に命令して、業績を悪化させていく。

 

儲けている社長さんは腰が低く、ワゴンなど商用車に乗って自分で運転して現場に赴き、末端社員といっしょに汗を流して現場ならではの意見を聞くようにしている。お客様といつも接しているので、何が現場に必要なのか、どのように市場が変化しているのか感じ取っている。

 

社員をバカ呼ばわりしている社長さんは、間違いなく業績を悪化させるに足る人間関係を築いているし、社員を褒めて感謝している社長さんは、間違いなく業績を伸ばしていける信頼関係を構築している。業績の要は、社長の人間力そのものにあると30年以上、会社経営をしていて感じる。

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