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モンゴル帰れ!

 

モンゴル出身の大関照ノ富士に観客から「モンゴルに帰れ!」と観客席からヤジが飛んだとニュースがあった。相撲は日本の国技だが、力士は日本人でなければならないという決まりはない。相撲が好きな人は肌の色や国籍に関係なく力士になって相撲が取れる。大切なことは、力士としての人格と実力。

 

アメリカの国技は法律では認められていないがベースボール。大リーグに所属する全チームの永久欠番は42番、その背番号を背負っていたのは大リーグ初の黒人プレーヤー ジャッキーロビンソン 人種差別真っ盛りでチームメイトからも一緒にプレーできないと署名運動までになる。

 

ドジャースのチーム内にも一緒にプレーしたがらない選手がたくさんいたが、当時のレオ・ドローチャー監督が一喝する。 「肌が黄色でも黒でも、シマウマみたいなしま模様でも構わない。オレが監督で、チームのためになる選手を起用する。従えない奴は去ってくれ!」こうしてトレードに出された選手もいる。

 

人種差別の撤廃をドジャースのオーナー リッキーが実行しようとジャッキーに話す。ドジャースが球史を作り、ジャッキー・ロビンソンがアメリカを変えるのだ。君の後に続く野球が好きな多くの黒人選手のためにも、差別に対する怒りではなく忍耐を学んでほしい。グラウンドでのプレーでアメリカを動かすのだ。

 

2004年から4月15日が「ジャッキー・ロビンソン・デー」に制定され、全選手が背番号「42」のユニホームを着て試合でプレーするようになった。大リーグでは、野球が好きで実力があれば世界中誰であってもプレーできる。肌の色や国籍や宗教や信条の違いを乗り越えて一緒にプレーしている。

 

 

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