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社長 それをやっちゃいかんでしょ!その壱拾参

必勝の信念が社長になければ、勝てるビジネスでも勝てない、儲かる仕事であっても儲けることはできない。自分の商品やサービスに絶対の自信がなければ、必勝の信念は持てない。ゼロ戦の操縦士として敵国に恐れられ、自国のパイロットの羨望の的だった坂井三郎の言葉に、「零戦こそ我が命、零戦の操縦桿を握っているかぎり、どんな敵にも負けない」と考えるようになりましたと話している。

 

社長が自社の商品やサービスに自信を無くせば、社員が自信を持つはずがなく、販売力は落ちていく。社員に自信がなくても、社長に自信があれば「何を馬鹿なことを言っている。他社の商品やサービスと見比べてみろ!」と言うだろう。会社を勝利に導く、儲かる企業にするのは、この絶対の信念、必勝の信念でしかない。

 

ところが、自社の商品やサービスを知らない、知ろうともしない社長がいる。自社の商品やサービスの特徴や強み、改善点や将来性など、全く知らないで商売しているので、販売現場に足を入れることができない。経理しかできない社長ほど哀れなものはなく、「社長は、ここには来ないでください」と邪魔扱いされる始末。すごすごと本社に戻る社長など何の魅力もないので業績は良くない。

 

しっかりして、自社の商品やサービスを今から勉強しなさいとアドバイスしても、弱気になっているので、勉強せず、論語や能力開発セミナーで知り得た知識をひけらかすが、現場スタッフはすでに社長の器でないことを見抜いているのでついてこない。新商品や新サービスの知識もなく、赤字会社の帳簿だけをつけている姿は哀れとしか言いようがない。

 

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