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ショッピングモールの売り上げが落ちている

 

10年ほど前にはショッピングモールに行くことが楽しみだったが、最近はショッピングモールより駅前やエキナカの商業施設に行くことの方が増えた。イオンやヨーカドーといった大規模総合スーパーはないが、面白いお店が駅前やエキナカの商業誌施設に入っているしにぎわっている。

 

あるいは、駅前商店街から少し外れた場所にあるメーカー直のお店や手作り作家のお店が流行っている。従来の商店街は廃れているが、お店は個人商店なので廃業する気はない。やる気のある小さなメーカーや若者は商店街から離れたところの民家をお借りしてお店を作るしかない。

 

総合スーパーの人気が落ちて、生鮮食品なら産直市場や地元の食品スーパーに行くし、洋品はユニクロなどの専門店に行く。布団やキッチン用品はニトリなどに行くし、家電はビッグカメラなどの専門店に行く。核店舗としての総合スーパーは商品にも価格にも魅力がなく集客力が落ちている。

 

こうしたショッピングモールのテナントも、年々売り上げが落ちているので撤退している。同じ家賃ならエキナカや駅前の商業施設に入居したいと思うからだ。こうした傾向は地方が顕著で、空きテナントが目立つモールも見かけるようになった。廃墟となっているモールもある。

 

グルメストリートや青空市場などの対策をしているところも見かけるが、商品価格の設定が間違っていたり、料理に魅力がなかったりなどイマイチ。ビジネスサイクルは長くて30年、平均して20年と云われるが、アメリカのように、廃墟となったショッピングモールを見かけるようになるのだろう。

 

商店街がにぎわっていた頃、大規模店舗反対が盛り上がったが商店街は廃れていった。大規模店舗がにぎわっていた頃、家賃の高さや家主の高飛車な態度に嫌気がさしたテナントは郊外型の専門店に移行していった。郊外型の大型専門店がにぎわっていた頃、ネットで商売を始める人が出てきた。

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