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AIが仕事を奪う

 

明治維新後、日本は繊維織物で外貨を稼いでいた。多くの女工が働いていたが、豊田佐吉は自動織機を発明して、世界の最先端技術を持つにいたる。多くの女工の仕事を奪ったが、それによってより外貨を稼ぎ、多くの新たな仕事が増えた。18世の産業革命は、蒸気機関による機械化によって低価格での大量生産を可能にした。

 

21世紀になり、ロボットやAIによって多くの仕事が奪われると暗いイメージを植え付けるかのようなニュースが多いが、過去においても人の仕事を機械が奪ってきた。そのたびに職を失うが、新たな仕事も増えてきた。トヨタ自動車の最初の工場では、学校が併設されている。

 

職業訓練として多くの工作機械を操作できるスキルを身につけさせるために、こうした学校が併設されたのだが、今でも、日本の企業ではこうした実学は会社が研修という形で担っている。本来、学校が担うべき実学は学者には担えるべくもなく、企業に任されているところが欧米とは違っている。

 

産業構造の転換点にある今、社会が求めているものはITスキルであり、パソコンやスマートフォンやタブレットを使いこなせる能力。こうした機器は、人が使ってこそ、その能力を発揮するが、人なくしてはただのガラクタでしかない。パソコン教室わかるとできる が目指すべき使命は実学にあると強く思う。

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