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仕事は変わる

 

戦後、石炭がエネルギー源だったころは炭鉱労働者が多くいた。若大将という映画が流行っていたころは造船業が花形だった。それが、20年もすると廃れてしまい、商社やゼネコンで働くことが憧れになっていた。そして金融関係に人気が移り、今はIT企業への就職が人気となっている。

 

平成元年に、やっと移動電話が始まったときはIT企業などなかったのに、30年後の世界ではIT企業が時価総額でトップになっている。これからも仕事はどんどん変わっていき、AIやロボットなどを使っている企業への就職が人気になっていくだろう。仕事がなくなると嘆いている間もなく時代は変わる。

 

「俺が若い頃は、イイかぁ!」と言っていた管理職ほど仕事をなくしていく時代。再就職するにも、俺は管理職だから年収は800万以上なければとか、面接に行っても高飛車で自慢ばかりしてしまい落されてしまう。面接官が先に挨拶しないからと自分から挨拶しようとしない態度は嫌われる。

 

今ある自分を観れば、誰も相手にしてくれないちっぽけな時代遅れ。時代遅れの自分を変えていかねばならないのに、家族を養っていかねばならないのに、愛する人を守っていかねばならないのに、愚痴ばかり言っている。先入観も上から目線もない、素直に仕事を覚えようとする若者に追い越されていく。

 

頑固で意地っ張り、昔は部下が敬語を使い、業者が頭を下げて頼みに来たものなのに、今では誰もが俺を無視しやがって!と憂さ晴らしに叫ぶ場合でなく、自分のためでなく、愛する人のために、黙って家事をしている妻のために、心配そうな顔をしている子供たちのためにもバカになって働いてみるべき。

 

蔑まれても、阿呆と言われても、唾を吐かれても、笑顔で安い仕事を、誰よりも立派にこなしてやると踏ん切りつけてやるっきゃないと思わなきゃ。時間があれば、仕事のための勉強を怠らずにチャンスがあれば起業してもいいじゃない。人生、悪いばかりじゃない、神様は頑張っている奴にはチャンスをくださるもの。

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