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日本と欧米の働き方比較

 

欧米の会社では、入社式、人事異動、退職金、年功序列、終身雇用、残業など日本では当たり前のことがありません。ドイツでは、18時間以上働かせると経営者は禁固刑になり牢獄に閉じ込められます。つまり、残業は皆無にしないと社長の仕事はできません。

 

欧米の企業では空いたポストに募集をかけて採用するので同期入社はありません。初任給もバラバラですが、同一賃金・同一労働です。就いたポストで仕事をしてもらいたいので移動はありません。つまり、そのポストでのプロフェッショナルになることを期待しています。

 

退職金もなく、離職すればそれまでの賃金が支払われるだけです。自分がやった仕事で会社の収益が伸びれば、それに応じて給与はアップしますが、減収であれば給与は下がります。会社を儲けさせれば自分の給与が上がるので、会議は少人数で短時間ですし上司への報告もありません。

 

IT化された会社の組織はピラミッドではなく、フラットで上司そのものがいないこともあります。プロジェクトを任されたスタッフは、稟議書を書いて上司の判断を仰ぐ必要はなく、そのプロジェクトでどれだけの収益を出したかで評価され、そのプロジェクトが終われば解散します。

 

管理職が少ないので仕事は効率化され、管理費が最小限なので労働生産性が上がり、給与は多く支払えます。こうした組織が、世界の標準ですから日本はとても変わっています。少数精鋭で仕事をさせて儲けた分を配分するのですからヤル気のある人にはうってつけです。

 

ただ、成果主義ですので、頑張っても成果の出ない社員には厳しい職場となります。例えば、いくつかの店舗運営を任されている店長では、業績に差が出てきますが赤字の店舗に異動になれば評価は最悪で、好業績の店舗に異動になれば報酬は増えます。これでは多店舗展開はできません。

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