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健康は仕事より大切

 

野球のグラウンドに立てるのは健康で全力でプレーできる状態の選手に限られる。病気やケガの選手はグラウンドに出ることはなく治療に専念する。監督が、病気やケガの選手を知っていながらグラウンドでプレーさせるのは余ほどのことで、普通は治療のためにプレーさせない。

 

どうしてもグラウンドでプレーしたい選手は、健康な選手よりも成果が求められる。病気やケガでまともにプレーできない選手をフォローして試合に勝てるほど甘くない。健康な選手と同じようにプレーしてミスをしてこそフォローできる。そのため、監督はどんなに優れた選手でも病気やケガのときは治療に専念させる。

 

無理してプレーし、その後の選手生命を断念せざるを得なかった選手をたくさん知っているからこそ、今では根性とスパルタで選手を起用しない。監督は、病気やケガをした選手を無理やり起用、または選手が希望して起用して試合に勝ったとしても喜ぶファンは少なく、むしろそうした起用に反対する時代。

 

会社も同じことで、健康で仕事のできる状態の人には仕事をしていただくが、本人のこれからのことも考えて病気の人には仕事を休んで治療に専念していただく方が良いと判断するのが一般的。たとえ本人が希望しても、無理して仕事をさせて病気が悪化すれば会社の責任問題にも発展しかねない。

 

本人がどんなに仕事をしたいと言っても、病気やケガでまともに働けない状態であれば、治療に専念させるべきで働かせるべきではない。より病気が悪化すれば、労災認定になり会社の責任となり、どうして休ませなかったのかとご家族から責められることになる。健康は仕事より大切なのだ。

 

本人が希望しても病気やケガで仕事をまともにできない状態なら、上司は仕事を休んで治療に専念しなさいと言ってあげるべきだろう。それが、ご両親への配慮だろうし、本人のためにもなる。根性で乗り切れ!気合を入れろ!などと激励する時代ではない。健康で長生きすることを会社も願って行動していく時代。

 

 

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