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船頭多くして、船山に登る  

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一隻の船に何人も船頭がいたら、船は山に登ってしまうようなおかしな方向に進んでしまうことから、指図する人ばかりが増えて物事が見当違いの方向に進んだり、うまく運ばなかったりするという諺です。会社も同じことで、社長をリーダーとする組織である以上、社長に逆らって事を進めるととんでもないことになります。

 

仕事のできる人ほど、自分がやっていることに自信があり、多くの部下もついてきてくれますし、取引業者も信頼してくれます。しかし、それはその会社があってのことで、その会社を抜いて個人としての力量ということではありません。多くの場合、社長に逆らって得をする人はいません。

 

自分がここまで育てたのだ、自分がいるからこの会社は潰れないのだ、自分が抜ければこの会社はもたない、などといった意識を持つようになると、周りはイエスマンばかりになります。心底ついてくる部下と、うわべだけでついてくる部下になり、退職してもついてくる部下は限られます。ついてきた部下を幸せにできる自信もグラついてきます。

 

社長とどんなに意見に食い違いがあっても、最後は社長の意見に従うようでなければ会社は分裂してしまい、儲からない会社にしてしまいます。儲からなくしているのは社長ではなくて不満を持って仕事をしているあなたということになります。組織は、リーダーを中心に団結して、初めて組織としての力を発揮します。

 

社長に逆らって自分勝手な行動をとるようになると、数人の部下が信頼してくれますが、多くの場合、社長への不信感は自分の部下にも芽生えてきます。つまり、自分が社長に対する態度と同じ目にあうのです。部下が自分を信頼してくれないで、不信を周りに話し出すが、自分を写しているとは思いませんから感情的になってしまい自滅します。

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