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できない理由を探し出す

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業績不振の企業に伺うと、社長さんも社員さんも業績不振の原因を滔々と話してくださるが、では、如何にして業績を改善するのかとなると誰かがやってくれるかのような人ごとになっている。自分がやらねばならないという自覚がない、諦めている、ヤル気も失せている、といった状態。

 

こうすれば儲かるようになりますとアドバイスすると、それができない理由をすぐに話してくださる。その素早さには驚くばかりだが、業績不振を自分以外のせいにして自らやろうとしない姿勢は、負け癖が身に沁みついた人ならではの言動パターン。このままでは倒産するしかない。

 

儲けている人のアドバイス、儲けている企業のやり方など、そうそうめったに聞けるものではないが、そのチャンスをみずから否定する姿勢に、業績不振の原因がある。儲けている人のアドバイスや、儲けている企業のやり方を教えてもらえば、早速やってみることで好業績に変わるチャンスが広がる。

 

個人でも、やれば面白さもわかるのにやろうとしないで他人に頼り、愚痴や言い訳ばかりしている人がいる。勉強すればわかることも広がるし、資格を取ればできることが多くなる。料理を覚えれば健康にも関心が深まり、裁縫を覚えれば洋服を買わなくても済むようになる。

 

電車で立っていれば健康に良いだろうし、ゴミ出しをしていれば運動になる。仕事を頼まれれば達成するために色々なことに挑戦できるし、頭を下げていればいつかは見返してやると頑張る気にもなれる。注意されれば反省材料になるし、反省すれば自分の成長につながる。個人でもやってみて、得ることは多い。

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