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ハンドメイドで商売繁盛

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一流大学を出て、名の売れた大企業に就職して将来は安泰という暮らし方ができなくなっている現在、個人や数人で起業して、好きなことをやって生活できるぐらいの商売ができれば嬉しいなという時代になってきている。古民家でカフェをしている熟年や若い夫婦、陶芸作家、家具職人、服飾メーカー、雑貨作家、料理人、食品メーカー…。

 

田舎の辺鄙な場所でのカフェなど、一昔前ならとても商売にならない立地なのに人気のカフェにしている若い世代。彼らはネットをフルに使って、多くの方に告知できている。地元の食材を使ったこだわりのメニュー、辺鄙だからこその景色、悪い条件を逆手にとって、それをしっかりアピールしている。

 

販路を持っていないハンドクラフター(作家)は、ネットを利用して彼らの作品を販売している。これまでなら、お店に置いてくださいとお願いして、値段を決めるので販売手数料が高額になったが、直接販売なので3割引きでも4割引きでも儲けは同じ事。個性的な作品がたくさん観られるようになり販売額も伸びている。

 

ネットはメーカーの販売方法を根底から変える力を持っている。メーカーは、卸業者に販売し、卸業者は更に二次卸業者に販売し、二次卸業者は販売店に卸して、やっと消費者にわたるが、ネットはメーカーから直接購入できるため、半額でもメーカーは儲かる仕組みになっている。

 

また、ネットは個性的な小ロット商品を広く告知できるため、卸業者が相手にしない商品であっても販路が開けている。手作業で作品を作っている方には嬉しいツールがネットで、ネットサイトの企業では、会場を借りて直接販売するチャンスも与えている。何とも面白い時代になったものだ。

 

一流大学に進学し、一流企業に就職して、出世街道まっしぐらに駆け上がり、大金持ちになることが夢の時代から、生活できるぐらいの収入で良いから長く楽しく元気に暮らせる仕事で良いという時代に変わってきている。インターネットの普及は、仕事の価値観やあり方まで変えている。

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