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わかるとできる物語 序章 3

1963年8月 (880x1280)

欧米では、個人や仲間でモノを作りフリーマーケットなどで販売している方がいて、週末はマーケットで販売し、平日はのんびり製作している。楽器制作、家具製作、陶芸制作、絵画などのアート作品の製作、チーズやジャムなどの製作、野菜、果物を育てて販売、洋服を作って売る方、古着を販売している方・・・会社員ではない普通の方がイキイキと働いていた。

 

日本でも、こうしたやり方が普及すれば、高齢者でも子育てをしている母親でも気軽に働いて収入を得ることができる。ハンドクラフターの方が増えてきて、教室を開いたり、作品を販売したり、お客様の要望にお応えした陶芸作品やステンドグラス、家具などが気軽に注文できるようになれば、自分の趣味に合わせて注文できるので、より豊かな生活が始まる。

 

当時は、フリーマーケットで販売している方が名刺を配っていたが、ネットで購入できますと云える時代になろうとしていた。気に入っていただければ、フリーマーケットに行かなくてもパソコンを使って注文できる。お店がなくてもパソコンを使って販売でき、銀行の支店に行かなくても口座の管理ができ、レコード店に行かなくても音楽を購入できる。書籍や新聞を買わなくても電子ファイルとしてパソコンで購読できる時代になると感じていた。

 

こうした時代の変化は急激に起こるので、パソコンの普及が必要だが、当時はパソコンを習いたいと思えば、1時間2万円プラス講師の方の旅費交通費を出さなければならなかった。日本中の誰もが、気軽に自分のペースで初めてのキーボード操作やアプリケーションソフトの操作の仕方を易しく丁寧に教えてくれる教室が必要だった。低料金で、マイペースで、個別に学ぶことができるパソコン教室は日本にはなかった。

 

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